突然ですが、格闘ゲームに説明書は必要ですか?








ネットで格ゲー関連のネタを漁っていたところ、面白いブログの記事を見つけました。

特に格ゲーのブログというわけではないのですが、管理人が趣味で少しウル4をやってみたらしく、その感想の記事が面白い。PPは約1000ほどまで行ったようで、ガチガチの初心者の人がPP1000に行くまでの大変さが、1つのエントリーの記事で上手く書かれています。



【初心者向け】格ゲーの本当の面白さとは | 今日はヒトデ祭りだぞ! 



最初は愚痴っぽい内容なのですが、徐々に格ゲーを理解していき、対戦が楽しくなってくる様子が表現されています。

ある程度格ゲー慣れしてしまった人に、「ああ、最初はこんなんだったな・・・」と思わせてくれる、とても良い記事です。



しかし、そこで気になる内容がありました。別に批判とかじゃ全然ないです。


何故なら、格ゲーっていうのは説明書に乗っていないのに知らないとダメな事」が滅茶苦茶多いんです

例えばこのストリートファイターでは、グラップ(しゃがみグラップ)何ていうテクニックが初心者が真っ先に覚えないといけない事です
 
ストリートファイター4はこれを知らないと投げのみで一生負けます。
最早対戦する上での必須テクニックです。でもどこにも書いてないんです。

 

「ああ、そうなんだ」と驚いてしまいました。

なぜなら、「勝つためのテクニックを、説明書に書いてほしい」という発想が僕にはそもそも無かったので。格ゲーを新たに始めた人は、そういう風に思うんだ、と感心しました。


しかしですね、仮に、もしも、万が一、メーカーの人がこのブログを見ていたら、注意して頂きたい。この内容を見て、「そうか、説明書を充実させなくっちゃ!」とか、「もっとチュートリアルのボリュームを増やさないと!」とか思いましたか?ちょっとでも思いましたか?断言させてもらいますが、その発想は間違っています。



説明書もチュートリアルも要りません。むしろ排除すべき。(トレーニングモードは必要ですよ)





アップル製品に冗長な説明書ありますか?
iPhoneを使うために、トレーニング必要ですか?チュートリアル必要ですか?
アップルに勝ってる日本製品ありますか?





つまり、良い製品とは、説明書が不要なくらいわかりやすくデザインされた製品であり、それは格ゲーだって絶対に同じはずです。

ですから、「格ゲーってわかりづらい!」って言われた時に、「じゃあ、説明書でもっと説明しよう」と発想するのではなく、「もっとわかりやすいデザインに変えよう」という発想をして頂きたいんです。







「偉そうに何言ってんだ?」と思われるかもしれませんが、僕が格闘ゲームに、ないしはゲームに期待するのは"直感的なわかりやすさ"です。チュートリアルが長いゲームは、チュートリアルの途中でやらなくなって、すぐGEOに売りますよ。そういうもんです。


また、今後の格ゲー"観戦"シーンを占う上でも、"わかりやすさ"が非常に重要になるはずです。スト4がウケた理由の1つはわかりやすさにあるわけですから。





ちなみに、ホリエモンも同じことを言ってました。
説明書がいらないデザインが最も素晴らしい! | ホリエモンドットコム







以上





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【初心者向け】格ゲーの本当の面白さとは | 今日はヒトデ祭りだぞ!

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